丸山 博正 著

略歴 昭和8年7月東京都に生れる
大正大学名誉教授、浄土宗潮泉寺住職。佛教大学、駒澤大学などでも教鞭をとる。ほかに、浄土宗大辞典編纂主務、佛教文化学会理事、浄土宗教学院理事などを歴任
平成27年5月18日遷化

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法然上人の信仰とその深まり

信ずべきものは何か、信じられているものは何か

法然上人の信仰と宗教体験を自身の阿弥陀仏と極楽浄土への信仰にかさね、語録、念仏思想、後世の信仰の展開を読み解くことによって「阿弥陀仏の本願」にたどる論攷集
A5上箱・布クロス装・定価 18,000円+税

目次

 第一章 法然語録の解釈

『選択集』について―法然語録解釈の基準として―
法然上人の法語と醍醐本
法然の念仏思想
『一言芳談』の性格
『一言芳談』における出家のあり方
『一言芳談』考

 第二章 三心とその深まり

行具の三心について
法然上人における制誡について
法然上人における一念と多念
法然の念仏思想―念仏と諸行の問題を中心として― 
法然の九品観と熊谷直実の上品上生往生立願
法然の三心深化論
臨終と来迎―臨終行儀をめぐって―
念仏諸行論と三心の深化―法然浄土教の奥ゆき―
法然の教義とその対機説法
法然上人における教義の教化への展開

 第三章 法然上人以降の信仰の展開

親鸞浄土教と善導浄土教―『教行信証』を中心として―
『東宗要』における諸行非本願説
良忠上人の九品観
良忠の要門・弘願釈について
良忠上人著作の性格―要門・弘願釈を中心として―
標註一言芳談抄
塵添壒嚢鈔
『浄土徹髄抄』について
『往生論註記見聞』について
大日比三師と徳本行者の教化について
大日比三師の教化―勧誡両門について―
『浄土教の起原及発達』にみる法然論―望月信亨―
念仏三昧について―善導・法然・山崎弁栄をめぐって―


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